1505544 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

延命「望まず」93%

延命「望まず」93% がん患者らアンケート 盛岡
 末期がん患者を含む多くの関係者が延命を望んでいない―。盛岡市の市民団体「岩手にホスピス設置を願う会」(川守田裕司代表)が実施したアンケート結果で、患者らのこんな意識が浮かび上がった。

 アンケートは2003年9月から04年2月にかけて、県内のがん患者やがん経験者、その家族ら約600人を対象に実施した。回答率は47%だった。

 回復困難な末期がんになった場合、延命治療を望むかどうかを聞いた項目では、93%が「望まない」と回答した。つらい治療で生き続けるより、最期の時間を自分らしく生きようとする患者らの強い意志がうかがわれる結果となった。

 医療従事者に対する要望では「痛みやつらいことだけをコントロールしてほしい」が41%。「精神面を含めたケア」が36%と上位を占めた。

 死を迎えたい場所については「ホスピス」が62%で最も多かった。「自宅」が30%。「病院」は7%にとどまった。家族で死について話し合った経験は「ある」と「ない」が拮抗(きっこう)した。

 自由記入欄では「医師の心ない言葉に不安が募り、涙することが多かった」「憶病になり、医師に聞きたいことを聞けなかった」などの体験談や「死に方は選べないが、死に場所だけは選びたい」といった声が寄せられた。

 川守田代表は「医療従事者と患者、家族の間で、意思疎通が隔絶しており、医療現場には心のケアの専門職が必要だ。一日も早く岩手にホスピスを設置してほしい」と話している。
2005年06月29日水曜日


© Rakuten Group, Inc.